はじめに

秋になると食べたくなるのが、キノコを使った和風パスタ。
そこに缶詰の鮭を加えることで、驚くほど手軽に旨みが増し、深みのある一皿に仕上がります。

バターのコクと醤油の香ばしさは、日本人にとって馴染み深い味。
「今日は洋風よりも和風の気分」というときにぴったりのレシピです。

さらに、鮭缶は常備できる便利食材。下処理が不要で、パスタとの相性も抜群。
この記事では、鮭缶とキノコを使った和風バター醤油パスタの基本レシピに加え、具材の選び方・美味しく作るコツ・アレンジ・ペアリングまで詳しく解説します。


鮭缶とバター醤油の相性

鮭缶の魅力

  • 旨みの凝縮:缶詰にする過程で鮭の旨みがスープに溶け出し、だし要らずでコク深い味わいに。
  • 栄養面:DHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸やタンパク質が豊富。
  • 常備性:常温保存が可能で、買い置きすれば思い立ったときにすぐパスタが作れる。

バターと醤油の黄金比

  • バターの乳脂肪によるコク
  • 醤油のアミノ酸による旨み
    → この2つを合わせると「和風カルボナーラ」のような、まろやかで香ばしいソースに。

キノコの役割

しめじ、舞茸、椎茸、エリンギなどを組み合わせると食感や香りが複層的になり、満足感がぐっと増します。

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材料

  • パスタ:90g
  • 鮭缶:1缶
  • お好みのキノコ:適量
  • ニンニク:1片
  • 唐辛子:1本
  • オリーブオイル:大さじ2〜3
  • バター:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 白ワイン:少々
  • イタリアンパセリ:適量

作り方

STEP1
下準備

キノコは石づきを取り、手でほぐしておきます。
ニンニクはみじん切りに、唐辛子は種を取っておきます。

STEP2
具材を炒める

フライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れ、弱火でじっくり加熱します。
香りが立ってきたらキノコを加え、中火でしんなりするまで炒めましょう。
続けて鮭缶(汁ごと)と醤油、白ワインを加え、全体をざっと炒め合わせます。

STEP3
パスタと和える

茹で上がったパスタ、バター、刻んだイタリアンパセリを加えて全体を手早く絡めます。
味をみて、必要であれば塩で調整してください。

お皿に盛り付け、イタリアンパセリを散らして完成。

鮭缶とキノコの和風バターパスタ

美味しく作るコツ

  • 鮭缶の汁も必ず使う:旨みのエキスが詰まっているため、これを捨てると味が薄くなる。
  • バターは火を止めてから:香りが飛ばず、風味が引き立つ。
  • 醤油は最後に回しかけても◎:香ばしい風味が増して食欲をそそる。
  • キノコは複数種類をミックス:旨みの相乗効果で格段に美味しくなる。

アレンジアイデア

  • 和風クリーム仕立て:生クリームを加えて、よりまろやかな味に。
  • 薬味をプラス:大葉・刻み海苔・すだちを添えると夏向けの爽やかな一皿に。
  • 和風カルボナーラ風:卵黄をトッピングして混ぜれば濃厚な仕上がり。
  • ピリ辛仕立て:仕上げに七味唐辛子を振ると和風スパイシーな味に。

ペアリング提案

  • お酒:すっきりとした日本酒(吟醸系)、または辛口の白ワイン。
  • 副菜:ほうれん草のお浸し、きんぴらごぼう、出汁巻き卵など和食系と好相性。
  • 汁物:味噌汁やすまし汁を合わせれば和風献立として完成。

まとめ

「鮭缶とキノコのバター醤油パスタ」は、缶詰の手軽さと和の調味料を活かした、親しみやすく奥深い一皿。

  • 鮭缶の旨みと栄養を余すことなく活用
  • バターと醤油で日本人好みの香ばしい味に
  • キノコを組み合わせることで香りと食感にバリエーション

和食にも洋食にも寄せられる万能レシピとして、ぜひ普段の食卓に取り入れてみてください。