はじめに

サバ缶といえば、ご飯のお供や味噌煮が定番。
でも実は、ペペロンチーノに使うと驚くほど本格的で旨みの強いパスタが作れるんです。

にんにく・唐辛子・オリーブオイルというシンプルなソースに、サバ缶の濃厚な旨みをプラス。
仕上げにレモンとイタリアンパセリを加えれば、爽やかさと奥行きのある味わいが生まれます。

この記事では基本の作り方に加え、サバ缶の種類と選び方・旨みの科学・美味しく仕上げるコツ・アレンジアイデア・ワインや副菜との相性まで詳しく解説します。


サバ缶の魅力と選び方

サバ缶の種類

  • 水煮缶:クセがなく、どんな料理にも合わせやすい。今回のレシピ向け。
  • 味噌煮缶:こってりとした甘辛さ。和風パスタや焼きそば風アレンジに。
  • 醤油煮缶:塩気が強め。和風仕立てや炊き込みご飯に向く。

→ ペペロンチーノには 水煮缶がおすすめ。シンプルなソースにサバの旨みが映えます。

栄養面のメリット

  • DHA・EPA:血流を良くする不飽和脂肪酸。
  • ビタミンD:骨の健康をサポート。
  • 常温保存できるため、ストック食材としても優秀。

同じくサバ缶を使ったトマトソースベースのパスタレシピはこちらからどうぞ。

材料

  • パスタ:90g
  • サバ缶:1缶
  • ニンニク:1片
  • ミニトマト:5個
  • アンチョビ:1切れ
  • 唐辛子:1本
  • 白ワイン:少々
  • オリーブオイル:大さじ2〜3
  • 塩・胡椒:適量
  • レモン:1/4個
  • イタリアンパセリ:適量

作り方

  1. ニンニクはみじん切り、ミニトマトは半分にカットにする。
  2. 冷たいフライパンにオリーブオイルとニンニク・唐辛子を加えて弱火で加熱する。
  3. 香りが出てきたら、アンチョビを加えて軽く炒める。
  4. サバ缶・ミニトマトを加えて炒め合わせる。
  5. 白ワインを加えてアルコールを飛ばす。塩・胡椒で調味する。
  6. パスタの茹で汁おたま1杯分と、1〜2分早めにあげたパスタをフライパンに加える。
  7. パスタに火が通るまで、中〜強火で煮るように加熱する。
  8. イタリアンパセリ、レモンの搾り汁を加えて混ぜ合わせる。
  9. お皿に盛り付け、イタリアンパセリを散らして完成。
サバ缶のパスタ

美味しく作るコツ

  • サバ缶は汁ごと使用:旨みが凝縮している。
  • パスタを早めにあげる:ソースで煮ることで、パスタが旨みを吸い一体感が出る。
  • 白ワインは必須:臭みを消し、爽やかさをプラス。
  • 辛味調整:唐辛子は種ごとで辛め、苦手なら途中で取り出す。

アレンジアイデア

  • 和風仕立て:仕上げに醤油を少量加え、大葉や刻み海苔をトッピング。
  • 冷製ペペロンチーノ:サバ缶+レモン+大葉で冷製カッペリーニに。
  • トマトベースに寄せる:トマト缶を加えれば「サバ缶トマトソースパスタ」に変身。
  • ガーリック多めでパンチ強化:お酒のお供にぴったり。

ワイン・副菜とのペアリング

  • ワイン:辛口白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・グリ)がおすすめ。
  • ビール:軽めのラガーやヴァイツェンも合う。
  • 副菜:グリーンサラダ、カプレーゼ、焼き野菜。
  • 献立提案:前菜にカルパッチョ、メインにサバ缶ペペロンチーノで地中海風の食卓に。

まとめ

「サバ缶のペペロンチーノ」は、

  • サバ缶の旨みとアンチョビの相乗効果
  • レモンで爽やかに仕上げる工夫
  • 煮込みでパスタが旨みを吸う調理法

で、簡単なのに本格的な味わいが楽しめる一皿です。

缶詰だからこその手軽さと、レストラン級の旨みをぜひ自宅で味わってみてください。