忙しい日、冷蔵庫に何もないとき、でも手軽にパスタを食べたい。
そんなときに頼れるのが「缶詰」です。保存が利いて、調理も簡単。しかもパスタと相性抜群の缶詰は意外とたくさんあるんです。

本記事では、日々缶詰パスタを研究している筆者が、特におすすめしたい9種の缶詰を厳選。どれも「買い置きしておくと便利な定番アイテム」です。さっそく見ていきましょう!

1. ツナ缶(ノンオイル)

おすすめ理由

油分が控えめで、さっぱり仕上がるのが魅力。カロリーを抑えたい方や、和風・冷製パスタに合わせたい時にもぴったりです。

オイルタイプよりもクセがなく、調味料の味を引き立てやすいのもポイント。パスタはオリーブオイルを使うレシピが多いので、ノンオイルのものを常備しておくと便利です。

お値段も安く、手に入りやすいのも便利なポイントです。

活用レシピ

2. サバ水煮缶

おすすめ理由

サバ水煮缶は、塩味がほんのり効いたプレーンな味わいで、オイル・トマト・クリーム系のどのソースとも相性が良いのが特徴。

DHA・EPAなどの健康成分も豊富で、栄養価の高さも魅力です。骨まで柔らかく、ほぐして使えば下処理不要で時短にも◎。

ツナ缶と比べて魚の存在感が強く、味の深みや旨みも強い缶詰。青魚の生臭さが目立たないよう、白ワインやハーブで臭みを消してあげるのがポイントです。

活用レシピ

3. 蟹缶

おすすめ理由

カニ缶は、他の缶詰に比べて特別感・高級感があり、贅沢系レシピにぴったり。ほぐし身タイプはそのまま使えるので、火を通しすぎて風味を飛ばしてしまう心配もありません。シンプルな味付けでもしっかり存在感が出るので、素材のよさが活きる缶詰です。特に、リッチな味わいのクリームソース仕立てにしたり、さっぱりと柑橘系と合わせるのがおすすめ。

お値段は少しお高めですので、少し贅沢な気分を楽しみたい時に使ってみてください。

活用レシピ

4. 鮭缶

おすすめ理由

鮭缶は、ホロホロとした身とやさしい塩味が特徴で、どこか家庭的で安心感のある味わいが魅力です。中骨入りタイプなら、カルシウムが豊富で栄養バランスも優秀。骨は柔らかくて気にならず、子どもやシニアにもおすすめできます。

また、青魚のサバやイワシよりもクセが少なく、和風・洋風どちらにもスムーズに馴染む万能さもポイント。特にバターや牛乳と合わせた時のまろやかな味わいは鮭ならでは。パスタにしっかり絡み、少量でも満足感の高い仕上がりになります。

活用レシピ

5. イワシの水煮缶

おすすめ理由

しっかりした身と豊富なカルシウムが特徴のイワシ缶。味のクセが少なく、さっぱり系・トマト系どちらにも適応できる柔軟さがポイント。リーズナブルな価格帯で手に入りやすく、栄養面でも主菜級の満足感を得られる一缶です。

また、和風らしい味わいが強いため、シソなどと合わせて和風パスタに仕上げるのもおすすめです。

活用レシピ

6. トマト缶

おすすめ理由

パスタ界の絶対的エースとも言えるトマト缶。ホールタイプ・カットタイプがありますが、カットタイプなら火の通りも早く、時短料理に最適です。単体でもソースになる汎用性の高さと価格の安さが魅力。ツナやサバなど他の缶詰との組み合わせも抜群で、缶詰レシピのベースとして欠かせません。パスタ料理だけでなく、カレーや煮込み料理など幅広い料理に活用できますので、常備しておきたい缶詰です。

活用レシピ

7. あさり缶(水煮)

おすすめ理由

あさり缶は、小さな身に海の旨味がギュッと凝縮されていて、缶汁をそのまま使うことで本格的な出汁感を得られます。パスタとの相性もよく、和風でも洋風でも大活躍。代表的なレシピはオイルベースの「ボンゴレ・ビアンコ」。あさりの出汁を吸ったパスタの旨みがシンプルながらとっても美味しい一皿です。

また、一般的な殻付きのあさりを使う場合は、事前に砂抜きをしたり、食べるときに殻を外したりとちょっぴり面倒ですが、缶詰なら全て必要なく、お手軽に本格的なソースが作れます。

活用レシピ

8. コンビーフ缶

おすすめ理由

コンビーフは、牛肉の旨味と独特の香りがクセになる缶詰。加熱すると香ばしさが増し、にんにくや醤油と組み合わせれば、ジャンキーで食欲をそそる一皿に。常温保存できる肉系食材としてはトップクラスの便利さで、男性人気も高いのが特徴です。食べごたえも抜群のパワフルな食材です!

活用レシピ

9. ホタテ貝柱缶(ほぐし身)

おすすめ理由

ホタテ缶は、その上品な甘みと深い旨味で、少量でも料理全体の味の格を引き上げる存在。高タンパク・低脂質でヘルシーなのにリッチな味わいが出せるので、女性や健康志向の方にも人気です。すっきりとオイルソースや冷製パスタ、クリーム系のソースで特におすすめ。白ワインの爽やかな香りと合わせるのが良いでしょう。

活用レシピ


「缶詰 × パスタ」は、手軽さ・保存性・バリエーションの面で本当に頼れる組み合わせです。
今回ご紹介した9種類の缶詰は、どれも常備しておいて間違いなしの安心メンバー。忙しい日や料理したくないとき、食材が少ないときに、きっと役立ちます。

冷蔵庫に何もなくても、缶詰とパスタさえあれば、美味しい一皿はすぐそこに。
あなたの“ストック食材”の基準に、ぜひこの9缶を加えてみてください!