パスタ料理に最も重要な食材がいくつかあります。ニンニク、唐辛子、トマト……そしてオリーブです。
ソースのベースや仕上げに使うオリーブオイルはもちろんのこと、オリーブの実も具材として頻繁に活用する見逃せない食材です。瓶詰めで冷蔵庫に保存できるものも市販されているので、常備できる食材としても優秀です。
今回は、そんなオリーブの実を使ったパスタ料理をご紹介していきます!
オリーブについて
オリーブは古くから人類にとって非常に重要な植物で、主にスペインやギリシャ、イタリアなど地中海沿岸で栽培されてきました。日本でも、地中海と気候が似ている瀬戸内海沿岸をはじめ、全国で栽培されています。香川県の小豆島は特に有名ですね。
その長い歴史から、オリーブは世界各地の神話に登場します。ギリシャ神話では、女神アテナが人々に与えた恵みとして描かれていますし、キリスト教では旧約聖書のノアの方舟の逸話の中で、大洪水の後に鳩が運んできたオリーブの枝を平和の象徴としています。
ところで、オリーブの実を生で食べたことはありますか?
実は、生のまま食べるととても渋い味がします。これを渋抜きし、塩や酢で漬け込んだものが、食用のオリーブの実として市販されています。
オリーブの実は最初は緑色、熟すにつれて赤みがかった黒色に変わっていきます。緑色の段階で漬け込めば緑色の食用オリーブに、黒色まで熟したものを漬ければ黒色の食用オリーブになるというわけです。
成分としては、抗酸化作用を持つビタミンEやポリフェノールが多く含まれることから、体に良い食材とも言われています。
オリーブのパスタ
まずは、オリーブを主役に据えたパスタのご紹介です。具材はニンニクに加えてオリーブとパンチェッタを使っています。
パンチェッタの脂に、じんわりとしたオリーブの旨味と香りが味わい深い一皿です。オリーブ自体を味わいたい!というときはぜひお試しください。
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カッチャトーラ
猟師(カッチャトーレ・cacciatore)風という意味の、鶏肉とオリーブをトマトソースで合わせたパスタ料理。赤ワインの濃厚な味わいに、鶏肉とオリーブの山の幸の味わいがぴったりです。
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プッタネスカ
こちらは娼婦風という意味。アンチョビとケイパー、オリーブを入れたトマトソースです。オリーブとケイパーの独特の香りにアンチョビの旨味が、クセになる一皿。
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サバとオリーブ、トマトのペペロンチーノ
サバ缶とオリーブのペペロンチーノに、トマトの軽い酸味を合わせました。魚介類にもオリーブはピッタリ。カリッとチップにしたニンニクを散らして、パンチのある一皿です。
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イカとオリーブのアラビアータ
辛味を効かせたトマトソースに、イカとオリーブを合わせました。少しクセのあるイカの香りが、オリーブの香りと合わさってとても食欲をそそる味わいに。
夏にもぴったりの、爽やかな一皿です。
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いかがだったでしょうか?
常備食材としても優秀なオリーブ、ぜひ手に入れて日々の料理に活用してみてくださいね!
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