ズッキーニについて
ズッキーニは同じウリ科のきゅうりと見た目が似ている野菜ですが、分類でいえばカボチャに近い植物。アメリカでは「summer squash(夏カボチャ)」と呼ばれることもあるそうです。初夏から夏が旬で、日本では長野県や宮崎県で多く収穫されます。
一口にズッキーニといっても様々な品種があり、最も一般的なのは濃い緑色のものですが、黄色いものや形が丸いものなどがあります。また、「花ズッキーニ」と呼ばれるズッキーニの花も食用になり、ヨーロッパではフリットなどにして一般的に食べられています。
そんなズッキーニの原産地はアメリカ大陸、大航海時代にヨーロッパ、特に南フランスやイタリアへ持ち込まれて食材として活用されました。日本に入ってきたのは20世紀後半、比較的最近です。
ズッキーニの調理
ズッキーニはほんのりとした甘みと青野菜の香りの淡白な食材で、オイルやハーブとの相性が良いです。クセがないため比較的どんな食材とも組み合わせることができ、パスタ料理では、ズッキーニが主役というよりは、他の食材と組み合わせて使われることが多いですね。アンチョビや生ハム、チーズなどで旨味をプラスしてあげると美味しく味わうことができます。
基本的には炒めて食べることが多く、皮を剥いたり種を取ったりせずに調理ができるため、お手軽で使いやすい食材でもあります。
ズッキーニと海老のオイルパスタ
ズッキーニと海老はよく合う食材。ペペロンチーノベースに、海老とズッキーニを炒め合わせたレシピです。海老のプリプリにズッキーニのザクっとした食感が楽しく、赤と緑の彩りも綺麗な一皿。白ワインやハーブ、レモンで香りよく仕上げるのがポイントです。
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ひき肉とズッキーニのレモンクリームパスタ
何か一つ具材をプラスしたいな、という時に役立つのがズッキーニ。豚ひき肉にズッキーニを合わせ、クリーム仕立てにしたペンネです。ひき肉だけでは少し単調になってしまうところに、ズッキーニのアクセントがきいた一皿です。
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ネラーノ風・ズッキーニのパスタ
こちらはズッキーニが主役のパスタ料理。イタリア南部のネラーノ村発祥、揚げたズッキーニとバジル、チーズを合わせたレシピです。揚げることでズッキーニの甘みが凝縮し、濃厚な味と香りが楽しめます。
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鶏肉とズッキーニの柚子胡椒ペペロンチーノ
淡白なズッキーニは、和風の味わいにもよくマッチします。こちらのレシピでは、鶏肉と炒め合わせて柚子胡椒と醤油で和風に仕立てました。ピリリとした風味と鶏肉の旨みがズッキーニに染み込んだ美味しい一皿です。
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ホタテとズッキーニのパスタ・マスタード風味
ホタテとズッキーニ、淡白な食材同士を合わせるのも面白いです。パスタ料理ではちょっぴり珍しいですが、マスタードで酸味のある刺激的な風味をつけ、ホタテとズッキーニの甘味を引き立たせました。
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